手術しても腰が痛くて

今回ご紹介するのは、60代女性、昨年の9月ぐらいに、ご紹介でご来店されているお客様

ご来店された時

痛みを訴える箇所は、腰と脚の側面から腓骨付近への痛みで（L４からの坐骨神経から分枝）
前屈も後屈もしんどく、お仕事で立っているのも辛い時があるとのこと
見た感じでは、円背が強くて当然に骨盤の後屈もある状態で、腰の痛みがあるので、歩くのも歩幅が小さいちょこちょこ状態

施術をしてみて

基本の施術を一通り行う事にして、まずは背中から触ってみると
上部胸椎から仙骨までの、ビックリするぐらいの張り
中でも腰椎の２番・３番・４番・５番までに圧痛があり（当然と言えば当然ですけど）
仙骨の不正列も見受けられる感じ（PL-I・仙骨上部の左側が後方・下方してる様子）
骨盤に関しては、仙腸関節にて腸骨が両方ともPI（後方下方）でどちらかというと左側の腸骨が極端にPI（後方下方）している感じ
内転筋に圧痛が多く、お腹周りから下半身へ伸びる神経が圧迫されてる感じ
この手の方に多い、中殿筋や深層外旋六筋郡（特に梨状筋や大腿方形筋）の拘縮もあり
足首の捻じれや上部胸椎の不正列があり、当然に後頭骨や頸椎も骨盤や腰椎に釣られる様に不正列がありしました。

整体として出来る事を行い

うつ伏せで背中周りから下半身までしっかりと緩め、調整や矯正の必要な箇所はそれを行い（出来ない場合もありましたが）
仰向けで骨盤の矯正と腰椎へアプローチと足首と股関節の調整を行い（出来ない場合もありましたが）
後頭部と頸椎の矯正と上部胸椎の矯正を行い一通り終了（出来ない場合もありましたが）

施術が始まってすぐの、上部胸椎付近の筋肉を緩めですぐに意識を保っていられないぐらいに爆睡してしまっている状態から
自律神経のバランスが、崩れているのが見受けられました（上部胸椎は自律神経と深い関わりがあり緊張が緩むと眠くなったりします）
自律神経のバランスが乱れていると、脳への痛みが大きく伝わったりするなんて事もあります。

一通り終了で何となく改善したかも？

終了後、前屈や後屈の確認などを行い角度を確認すると
最初より、やや大きめに可動がついている感じが見受けられましたが、本人はあまり自覚が無い様子でした。
（大きく動くようになった事に対して、脳が追いついてこないケースもありますので）

その後、１５日置き（月二回のペースで）施術をする

施術後すぐのお話は、直接聞けなかったのですが人伝でのお話だと
「今まで痛みが消えた事が無かったけど、初めて痛みが３時間ぐらい無かった」との事
当初は、再手術を検討されていたのですが、その考えも段々と変わってきて
「もしかしたら手術しないでも良いかもしれない気がしてきたよ」との事でした。

その後もご来店されているのですが、年末に体調を崩されて暫くの間が大きく空きましたが
再来店された時のお話の様子からして、調子は良さげな感じです。

当店について

診療時間・完全予約制となっております。