姿勢指導で伝えきれなかったこと、子供だけでは無い事など

先日行った学校での姿勢指導にて時間の関係で、伝えきれなかったことがあるので
このブログで書いてゆこうかと思います。
（時間が無かっただけでは無くて、伝えるべきか考えた部分もありました）

最近の日本の経済状況等が原因でもありますが
僕が常に感じることは「元気のない姿勢が悪い人が多い」事です。

子供達に伝えたように、姿勢が良いと運動面等でメリットがありますが
実は、精神面にも良い面も悪い面も両面の影響を与えると僕は感じています。

家庭環境や両親の教育方針等もあり常にストレスフルだった幼少期から青年期

まず僕は、家庭環境が非常に複雑で、両親の教育方針は徹底的なスパルタ的で
褒められる事が無い生活を小学校1年から延々と過ごし
家にも学校にも居心地の良い場所は無い生活で、学校も好きでは無かったけど
家に居場所もなく下校時に胃が痛くなり動けなくなる事も

食事の時間は、右隣に居る父親が毎回怒るのでご飯が進まない日が普通にありました。
そんな父親から身体を避ける様になり、左回転気味でご飯を食べる癖がつき
気がついた時には、右肩は内側に巻き込み、左肩は上側に上った姿勢になりました。

自己肯定感も徹底的に低く、生気を失った目をした生活に

身体の曲がり方から見えるもの

右肩が内側に巻き込む事で【肝】を圧迫していて、陰陽五行で考えると怒りが強かった気がします。
常に僕を否定する両親に「怒り」が強かったからとも考えられます。
（怒りの抑制的な意味で肝臓を圧迫していたともとらえれるかもしれません）

左肩の状態から、【胃】は常に疲弊していて、常にゲップが出る状態で
感情的には「思」（考え事ばかり）していたのでしょう。
（悩みから逃げる様に胃を逃していたとも考えられるかもです）

この様に精神的な傾向が、身体の歪みに影響を与えているケースもあるのです。

両親は生まれつき身体の弱い僕の将来を考えての行動だったのかもしれない

生まれつき身体が弱く、保育園の時は数ヶ月寝込む事もあったので
身体の弱い僕の将来を憂い、特に厳しく育てたのかもしれません。
（生粋のASDの僕は、そんな両親の思い通りには育ちませんでした）

身体の弱いと言う事は先天的に持つ【氣】が少ないとも言えるので
【腎】も弱いです（自覚があります）

星加

自信が無ければ猫背になり、常にうつむき加減の姿勢になりやすく
反対に、自信のある人は常に胸を張り前を向いて生活している。
当たり前の事ですね・・・

常に姿勢を変えるだけで、精神面に影響が出るとしたら？

スタンフォード監獄実験をご存知ですか？

【スタンフォード監獄実験とは】
監獄の空間を再現して「環境が行動に影響を与えるか」を調べた実験。心理学者のフィリップ・ジンバルドーが行った実験で
ジンバルドーは、監獄内の残虐行為や暴力行為に興味を持ちます。そして「看守がもともと残虐的なのか、それとも監獄という環境が影響しているのか」を調べました。

やさびと心理学より引用

つまり服装や姿勢などは精神面に少なくとも影響すると言う事かもしれないのです。

自己肯定感が低く常にうつむき加減な人は、無理をしてでも姿勢を正しその状態を続けると
無意識的に低かった自己肯定感が減り、何かと自信を持てれるようになる
大げさな言い方にすると
自己肯定感が低い原因を追求し、その原因を解消しなくても
常に姿勢を良く出来れば、感情的な面にも影響しポジティブになれる可能性があると言う事になります。

星加

脳は良い方向へも騙せると言う事です。

僕が言いたい事は
自己肯定感が低くうつ気味だから猫背気味になるかもしれないけれど
猫背気味を直す事で、精神的なうつ気味傾向は改善されるかもしれないって事です。

卵が先か？鶏が先か？みたいな話ですけどね

毎日が元気が出ない、やる気が出ないそんな方に
解決しない悩みを考えるよりも、姿勢を正す事は誰でも出来る気がします。

こんな相談を受けたのでご紹介

先日高校時代からの友人と施術部屋で話していたら
僕が、姿勢について小学校で講演をした内容の新聞記事を見て

「うちの息子も見てもらおうかな・・・？」
「しゃがめなくて硬いだよ」

お陰様で最近は、こんな感じでお子さんの身体についての相談が多くなっております。
何歳から施術出来るのか？と聞かれれば
小学生から施術は出来ますが、せいぜい40分コースで良いと考えております。

内容は、施術25分程度で残りの15分はストレッチや姿勢のとり方に着いての指導になります。
お子さんへの施術となると、お互いの信頼関係が出来上がるまでに時間が掛かり
数回は通って貰う事になるかもしれません。

また、子供の頃は自分自身が抱えている悩み等を上手く把握出来てない事も多く
その点の寄り添い方は、ご両親にお任せすることになります。
（時々「先生に話しなさい」的な事を言われる親御さんがいらっしゃいますが、僕はそれは違うと考えておりますし、その役目はご両親の役目だと思っております。出来る限りお子さんに寄り添って上げて下さいです。）

最後に、お子様の顎関節の調子が悪くてお問い合わせが増えておりますが
まず整体を選択するのではなく、まずは歯医者さんにて見て貰って下さい。
8割から9割の方はそれで解決している気がします。
それでも駄目なら、その時は選択肢としてお考え下さいです。

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